個展「神話」 すどう美術館

個展「神話」 すどう美術館

場所:すどう美術館(神奈川県小田原市)
会期:2012年2月25日~3月4日
主催:すどう美術館
 会場は、小田急小田原線「富水」駅すぐにある瀟洒な私設現代美術館。コトバ・シリーズの新作、ドローイングと旧作のキャラクターシリーズの油彩画を展示する。
 オープニングではパフォーマンスを上演。(三味線:早乙女和完) 

<コトバ・シリーズに添えて>
「絵画と言語は我々に無限な意味を与えることのできる二つの型式である。絵画は意味を持ち、なにかを語る。しかし絵画の意味を限定することも、語り尽くすことも出来ない。
 それは絵画の「語り」と「意味」が言語とは別の次元に存在し、絵画の伝える「思考」が論理空間には存在しないものだからである。絵画は意味を持つが我々はそれを思考出来ない。」
(「ウィトゲンシュタインはこう考えた」鬼界彰夫著 講談社現代新書より引用)
では絵画とコトバが融合したら?
論理と非論理世界が合体したらどうなるのか?
そんな知覚と思考のせめぎ合いから生じる新らたな感性の地平を探求する。

<各作品について>
「日本」125点のドローイング作品で構成。日本は天皇という存在が通奏低音のように肉に被われた背骨のように国民の意識にすり込まれている。現在までで125代になる。水彩紙にグワッシュ/14.5cm x 21cm、全体W=3m x H=1.87m
昨年スウェーデンで発表した作品「愛」。世界の国家数でもある202点の女性肖像作品で構成。女性の愛が世界を救う!
水彩紙にグワッシュ/15cm x 10cm、全体W=1.9m x H=3.5m
「USA」アメリカの歴代大統領を表す44点のドローイング作品で構成。コート紙にグワッシュ/5.5cm x 9cm、全体W=1.86m x H=0.73m
「JAPAN」日本の歴代総理大臣を表す95点のドローイング作品で構成。コート紙にグワッシュ/5.5cm x 9cm、全体W=1.73m x H=0.83m
なおコトバ・シリーズにおいて各画面は特定の人物もしくは事象を指し示してはいない。試作作品はA.P.(版画などのアーティスト・プルーフの意味)と記しインスタレーション作品の各画面の試作の意味である。