現代美術国際トリエンナーレ2008 「Re-reading the future(未来の再読)」 プラハ国立美術館

現代美術国際トリエンナーレ2008 「Re-reading the future(未来の再読)」 プラハ国立美術館

場所:プラハ国立美術館(チェコ)
会期:2008年6月3日~9月14日

 「青い大気シリーズ」より9点を展示。オープニングセレモニーでパフォーマンス上演。ワークショップも開催する。キューレターは増田幸弘氏。
本展覧会は2005年までに2回開催されたビエンナーレからトリエンナーレに変更、より充実した国際展にすることを目指して企画された。「未来の再読」というテーマのもと全世界から20名のキューレターが200名のアーティストをピックアップ。ベネチア、サンパウロビエンナーレ、各地アートフェアなどアートがもはや商業的になっている他の国際展とは異なる趣旨を訴える。日本人では、写真家瀬戸正人氏、ビデオ作品で森村泰昌氏、ドイツ在住の竹村京がインスタレーションを出品。
 「現代美術のメインストリームにありながらも投機目的に反していたり、政治的理由で日の目を見る機会のないものの、美術への深い解釈をもつ作品へ注目したい。本トリエンナーレのテーマ「未来の再読」では、複雑に交わり続ける(マルチ・カルチャリズムを超えたということ)マルチナショナルー国際社会と各個人の文化の対話の重要性を背景とした作品群を紹介するのが目的である」 (本展企画書より抜粋)

※出品作品9点 「青い大気シリーズ」水彩紙にアクリルグワッシュ/108cm X 78cm

<青い大気シリーズとは?> 
 我々を包み込む大気。大気に国境はない。大気に怒り、嫉妬、恨みはない。大気は神のようにすべてを平等にやさしく包み込む。その中に未来がある。その中にすべてがある。その下でみんな未来に向かって生きていく。
このシリーズは202点で完結する。それは国際連合加盟国(192カ国)および自治立国(10カ国)を含めた202カ国を表し、絵画はみな同じ大きさである(約1080mm x 780mm)。各国の人口、国土面積、GDP、文化などは異なっているが、みな同じ存在価値があり差はない、というメッセージを託している。

 

主催 プラハ国立美術館
キューレター 増田幸弘
撮影/作品 須藤明子、増田幸弘

■Youtube映像。画質は非常に悪いです。

足あと

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